よく歩くと、よく眠れる。

よく歩くとよく眠れる。

私の経験上、そのように感じる。

 蓄財の神様といわれている本田静六氏の著作に同じような事が書かれていたことを発見した。

 本田静六氏は自身の著作において「よく歩くとよく眠れる。」という内容の章を設け、自身の体験を次のように書かれている。

 「老衰予防の手近な秘訣

 頭と体の健康の元は足にあった。

 子供の時から私は終始一貫して徒歩主義を通している。

 若い頃から歩くのが好きだった私は86歳になった今もできるだけ、てくてく歩くように努めている。

 苦学生時代も、その後のドイツ留学時代も、忙しい教職についてからも盛んに歩き回ったものである。

 中年期はもとより、老年期に入っても1日に2時間以上は必ず歩いた。

 昼間少々、歩き足りないと思った日は、夕食後に必ず散歩に行った。

 それも大抵8キロメートル以上はつとめて歩くようにした。

 短時間睡眠で時間は十分稼ぎしているのでそれだけの余裕もあった。

 この効果がてきめんに現れるのはバス代電車賃が節約できることだったが、それよりも大きな収穫は健康上の効果であった。

 今日の人並外れた頑健な体も半ば足の鍛錬から来ていると見て良いだろう。

 よく歩くとよく眠れる。

 これも大きな収穫である。

 よく歩くこととよく眠ることとは老衰予防、そして健康長寿の手近な秘訣に思う。」

確かに、今から約2000年以上前、古代ギリシャにおいて活躍した医聖、ヒポクラテスは

「歩くことは何よりの妙薬となる。」

という言葉を残されている・・・・・。

 参考文献

「本多静六 蓄財の神様が教える面白いほど成功する法 本多静六著 日本名著研究会」

本多静六 「蓄財の神様」が教える面白いほど成功する法 (知的生きかた文庫)

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睡眠不足が原因の居眠り運転の恐ろしさ。

 世間では、飲酒運転に対する注意喚起は活発になされているが、睡眠不足における運転に対し、あまり注意喚起がなされていないように思える。

 実際に、居眠り運転が原因の自動車事故が多く発生しているにもかかわらず。

 この件について、2017年、アメリカ、イギリスにおいて大変な反響があり、かつ大変話題になった書籍「睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー著 桜田直美訳 SB Creative」の中で著者のマシュー・ウォーカー氏は書籍のなかで「なぜ先進国では自動車事故が多発するのか」という章を設け、次のように主張されている。

飲酒運転と居眠り運転はそれぞれ単体でも十分に危険だ。

 この二つが組み合わさったら一体どうなってしまうのだろうか。

 飲酒運転は昼間ではなく夜中に発生することが多いので、飲酒運転のドライバーは大抵睡眠を奪われている状態だと考えられる。

 だからこの問題を検証しておくのは社会的に意味があるはずだ。

 安全に実験を行うためにここではドライビングシュミレーターを使用した実験の開始にあたり、まず被験者を四つのグループに分ける。

 グループ1は8時間睡眠、グループ2は4時間睡眠グループ、グループ3は8時間睡眠で法定基準を超える血中アルコール濃度、そしてグループ4は4時間睡眠で法定基準を超える血中アルコール濃度だ。

 8時間睡眠でアルコールを摂取していないグループは運転ミスがほとんどなかった。

 4時間睡眠でアルコールを摂取していないグループは8時間睡眠で素面のドライバーに比べ運転ミスが6倍に増えた。

 8時間睡眠でアルコールを摂取しているグループも同じような結果になった。

 睡眠不足のドライバーと睡眠は足りている通っているドライバーは同じくらい危険だということだ。

 それではグループ4の睡眠不足で酔っているドライバーはどうなのか。

 寝不足だとミスが6倍になり、酔っていてもミスが6倍になるのだから、単純計算でミスは12倍になると思うかもしれない。

 しかし結果は12倍どころではなかった。

 運転ミスで走行車線の外に出てしまう回数が8時間睡眠のドライバーに比べて30倍にもなったのである。

 アルコールと睡眠不足の影響は足し算ではなく、掛け算で増えていくということだ。

 30年にわたる詳細な研究の結果、今では睡眠にまつわる疑問の多くの答えが出ている。

 例えば人間のリサイクル率はおよそ16時間だ。

 16時間起きていると脳の機能が下がり始める。

 認知力を維持するには1日に7時間より長い睡眠が必要だ。

 7時間以下の睡眠が10日続くと、脳の働きは24時間起きていた時と同じレベルにまで低下する。

 そして最後に、寝不足の状態にある人は自分がどれほど寝不足か分かっていない。

 能力の低下を自覚できない。

 現実世界における居眠り運転の詳細について少しだけ触れておこう。

 今から一週間の間にアメリカでは200万人以上のドライバーが居眠り運転をする。

 1日あたりでは25万人以上であり、週末よりも平日の方が多い。

 一か月に5600万人以上のドライバーが運転中に眠気に襲われたと認めている。

 その結果、アメリカでは居眠り運転による自動車事故が年間で120万件も発生している。

 表現を変えると、あなたがこの文章を読んでいる間にもアメリカでは30秒に一件の頻度で睡眠不足が原因の事故が発生しているということだ。

 この文章を読み終わる頃には、誰かが居眠り運転で命を落としている可能性は十分にある

 誤解しないでもらいたいのだが、私は飲酒運転を軽視しているのではない。

 飲酒運転はとても危険であり、飲酒はとっさの判断を遅らせることは紛れもない事実だ。

 酔っ払ったドライバーはブレーキを踏むのも、事故を避けるためのハンドル操作も遅くなる。

 しかし、居眠り運転の一番の問題は、全く反応しなくなることなのだ。

 運転中、急にマイクロスリープを経験したり、または完全に眠ってしまったりすると、そもそもブレーキを踏むことはない。

 それに事故を避けるハンドル操作もしない。

 その結果、居眠り運転による事故は飲酒運転による事故よりもはるかに致命的な状況になる。

 過激な例えで申し訳ないが、ハイウェイで居眠り運転をするのはミサイルが時速100 km 以上で暴走しているのと同じようなものだ。

 居眠り運転による悲しい事故、居眠り運転が最も大きな問題になっているのは自家用車ではなくトラック運転手だ。

 アメリカのトラック運転手は体重で約50%は病的な肥満に分類される。

 太りすぎは睡眠時無呼吸症候群のリスクが格段に高くなる。

 この病気は大きないびきをかくことが特徴で、患者は慢性的な睡眠不足を抱えている。

 その結果、太り過ぎのトラック運転手は事故を起こす確率が200%から500%も上昇するのだ。

 そして、彼らが自分の居眠り運転による事故で死亡する時平均して4.5人を道連れにしている。

 疲労や居眠り運転による事故は、厳密に言えば、アクシデントではない。

 居眠り運転による死亡事故は偶然ではなく、原因もはっきりしている。

 完全に予測できることであり、原因が睡眠不足であることは明らかだ。

 つまり起こる必要のない事故であり、完全に防ぐことができる。

 しかし、残念ながら、先進国のほとんどの政府が、居眠り運転の危険を国民に教育する活動にほとんど予算を使っていない。

 飲酒運転防止の教育にかける予算の1%以下だ。

 しっかり伝えようとしても数字ばかりでは深刻さは伝わらない。

 たいていの人は、遺族の体験を聴いたりして、初めてこの問題を身近に感じることができる。

 私はこのような悲劇の例を何千と知っている。

 読者が居眠り運転の悲劇に見舞われないことを願いながら、そのうちの一つの物語を紹介させてもらいたい。

 2006年5月、フロリダ州で9人の児童を乗せたスクールバスが赤信号で止まった。

 その後ろで7人を乗せた車も同じように赤信号で止まった。

 大型トラックが後ろから近づいてきた。

 トラックは止まらなかった。

 まず、すぐ前の車に追突し、その上に乗り上げ、さらにスクールバスに追突した。

 トラックはそれでも止まらず、車を引きずり、スクールバスを押しながら進んだ。

 車は爆発して炎に包まれた。

 スクールバスは、反時計回りに回転して反対車線に押し出された。

 そのままバックするように100 メートルほど進み、大きな木に激突して、やっと停止した。

 その衝撃でバスに乗った9人の児童のうち3人が窓から外に飛び出した。

 車に乗っていた7人は全員が死亡した。

 バスの運転手も死亡した。

 トラックの運転手と9人の児童が皆重症を負った。

 トラックを運転していたのはきちんとした資格を持つドライバーだった。

 血中からアルコールもドラッグも検出されなかった。

 しかし、後から判明した事実によると、その運転手は事故の時点で、34時間連続で起きていた。

 事故の原因は居眠り運転だったのだ。

 車に乗っていた亡くなった7人は全員が小さな10代の子供だった。

 そのうちの5人は家族だった。

 運転していたのは7人の中で最年長の十代の子供で免許は持っていた。

 一番若い犠牲者は12ヶ月の赤ちゃんだった。

 読者の皆さんにこの本から学んでほしいことはたくさんある。

 その中でも一番学んで欲しいのは

 運転中に眠くなったら絶対に車を停めるということだ!

 これは命に関わることだ!

 他人の命を奪うことになったらその十字架を一生背負っていくことになる!

運転中に眠くなった時の対策はいろいろ言われているが、そのどれも信じてはいけない!

意思の力で眠気を抑えられると信じても残念ながらそれは間違いだ!

この嘘を信じていると、自分の命だけではなく同乗している家族や、友人の車に乗っている人の命まで危険にさらすことになる!

 人生でたった一度ハンドルを握りながら、うとうとしただけで、命を落とす人もいるのだ!

 運転中に眠くなってきたら、実際に眠ってしまったら、その夜はもう運転しないこと!

 どうしても止まるわけにはいかず命の危険があるという事実を考慮しても、まだ運転するという判断をしたのなら、車を安全な場所に停めて、20分から30分の仮眠を取る。

 そして目を覚ましてもすぐに運転を始めないこと。

 寝起きのだるさが残っている。

 体を更に20分から30分待ち、運転するのはそこからだ。

 しかし、それで完全に眠気がなくなるわけではない。

 またすぐに同じような仮眠が必要になるだろう。

 そして回を重ねるごとに仮眠の効果は薄らいでいく。

 疲れている時に、命をかけてまで運転することはないということだ。」

参考文献

「睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー著 桜田直美訳 SB Creative]

睡眠こそ最強の解決策である

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日光浴の重要性

一日のうちの一定時間、日光にあたることは健康の維持にとって、とても重要である。

適度の日光浴により、体内にビタミンDが合成されたり、一定時間、日差しにあたることにより体内時計がリセットされる。

ヨーロッパなど日照時間が短く、紫外線や太陽光が届きにくい地域では「くる病」になりやすくなる。

日本においては北欧と違い、太陽光がたっぷり注がれているので「くる病」の患者はほとんどいないとされている。

書籍「病気を遠ざける! 1日1回 日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力 斎藤 糧三 著」の中で著者は次のように書かれている。

「慢性疾患を避ける、もっとも手軽でコストゼロの方法は、紫外線が強い正午前後に、屋外で日光を浴びて、ビタミンDを作ること。

紫外線を浴びると皮膚がんになると恐れている人もいると思いますが、死亡率の低い皮膚がんになるリスクよりも、ビタミンDによって死亡率の高い大腸がんや肺がんなどのリスクを減らせるプラスの作用の方がはるかに大きいとされています。

季節や緯度にもよりますが、正午前後であれば1日たった20分ほどの日光浴でOK.

これならシミやしわを招く心配もほとんどありません。

ランチタイムに片道10分のレストランまで食事に出かけたり、テイクアウトしたお弁当を公園で食べたりするだけで、健康維持に必要なビタミンDが作られて、慢性疾患のリスクを下げられるのです。

日光を避けて生活する方々にとって、必要なビタミンD。

慢性疾患に悩む現代人を救う救世主といっても過言ではありません。

ところで、スイスの小説家ヨハンナ・スピリの「ハイジ」を原作とした日本アニメの名作「アルプスの少女ハイジ」において、一人の少女が登場します。

その少女はドイツのフランクフルトに住んでいて、病気に悩んでおり、年齢は12歳で、車いすに乗った女の子。その名はクララ。

クララは自分で立って歩けないことから「くる病」と推定されます。

クララは色白ですが、それは工業化が進んだドイツのフランクフルトでは十分な日光を浴びる事ができないから。

くる病の原因もそこにあります。

クララはドイツのフランクフルトという比較的、緯度の高い地域に住んでおり、そのフランクフルトにおいてクララは日光にあたる機会も少ないせいで、クララはくる病になってしまう。

そのクララはある日、アルプスからやってきた友達のハイジとともにアルプスの山小屋に移住する。

そのアルプスは空気がとてもきれいで、高度が高く、太陽の紫外線も多い。そのスイスのアルプスでハイジらとともに暮らすうちに、クララの体内でビタミンDの合成量が増えていったと考えられる。

ある日、クララはハイジとの口論の途中に、思わずクララは立ち上がった。

そしてハイジは「クララが立った!」と叫び、クララはハイジを驚かせます。

クララはアルプスで多くの太陽光、紫外線を浴び、それにより合成されたビタミンDの働きでカルシウムの吸収率が上がった結果、骨が強くなって立てるようになった。と推定される。

クララは、太陽の紫外線が多いアルプスの山に移住したことにより、太陽光、日光のお陰でくる病が治り、歩けるようになったとされる。」

参考文献

「病気を遠ざける! 1日回 日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力 斎藤 糧三 著」

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鼻呼吸の重要性と健康作用の理由

古来から現存するヨーガや仙道などでにおいて、呼吸法は口呼吸ではなく鼻呼吸を推奨している。

鼻呼吸の利点として、鼻から空気を吸うと、空気が体内に適した湿度に加湿され、また、細菌やバクリアなど体内に有害な物質を鼻によりろ過され体内に空気が取り込まれる。

それにより体内にはある程度の有害物質が除去され空気が取り込まれる事が可能になる。

書籍「トップアスリートが実践する人生が変わる最高の呼吸法 パトリック・マキューン著 桜田 直美 訳 かんき出版」のなかで著者のパトリック・マキューンは自書の中で次のように説かれている。

「今から1世紀以上前に書かれたヨガの本「呼吸の科学(The Science of Breath)」のなかで著者のヨギ・ラマチャラカは鼻呼吸と口呼吸について次のように書いている。

「ヨガの呼吸法で最初に学ぶことのひとつは、広く行われている口呼吸をやめて、鼻呼吸の方法を学ぶことだ。」

「文明人がよくかかる病気の多くは口呼吸の習慣が原因になっている。」

と書かれている。

また、著者は、自書の中において「鼻呼吸が脳卒中を防ぐ一酸化窒素を増やす」という章を設け、次のように書かれている。

「鼻呼吸の役割の一部を記載すると鼻呼吸は口呼吸に比べ、呼吸への抵抗が約50%大きくなる。その為、呼吸量が減るので体内に取り込める酸素の量が約20%増える。

鼻呼吸をすると、吸い込む空気が温まり、湿度が上がる。

例えば、外で摂氏約6度だった空気は、鼻孔を通過すると、のどの奥に達するまでに約30度に上昇する。そして最終目的地である肺に達する頃には約37度まで上昇している。

鼻呼吸をすると、吸い込んだ空気から大量の細菌やバクテリアが除去される。

運動時に鼻呼吸すると有酸素運動と同じ効果が得られる。

鼻は一酸化窒素の貯蔵庫であり、健康維持に欠かせない気体である。

 1980年代までは一酸化窒素は光化学スモッグなどの公害の原因になると考えられていた。

 一酸化窒素の重要性が最初に指摘された時にわかには信じられなかった。

 体内にあると著しく害になるガスが体内には重要な役割を果たすなんて本当にあり得るのだろうか。

 医学会が一酸化窒素に注目するようになったのは最近のことだが、すでに10万以上の研究が行われていて科学者の関心を集めている。

 1992年一酸化窒素は科学誌「サイエンス」でその年の分子オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

 この奇妙な単純な構造の分子は神経科学、生理学、免疫学を統合する働きがあり、細胞同士のコミュニケーションや細胞の防御能力に関する科学界の常識を覆すことになった。

 1998年、ある科学者が一酸化窒素が心血管システムで重要な情報伝達の機能を担っていることを発見しノーベル賞を受賞した。

 私自身、一酸化炭素について勉強を始めた頃、その利点の大きさに驚いたのを覚えている。

 主な器官や臓器のすべてに影響を与えるだけでなく、がんなどの病気を予防する働きがあり、長寿を促進し、さらには寝室でのパフォーマンスも向上させてくれるのだ。

 奇妙なことに、一酸化窒素には人生を変えるほどの力があるというのに、医学会の外では、ほとんどその存在が知られていない。

 私は今までに、数百人の高血圧、心臓病、喘息などの症状を持つ人たちと会っているが、一酸化窒素の働きを知っている人は一人もいなかった。

 一酸化窒素が作られる場所は、鼻腔と、全身に張り巡らされた全長10万 km にもなる血管の内壁。

 科学的な研究によると、一酸化窒素は鼻呼吸によって鼻から気管、肺へと送られていく。

 世界的に有名なスウェーデンのカロリンスカ研究所で働く二人の研究者は権威ある医学雑誌「ソラックス」に発表した論文の中で、

 「一酸化窒素は人間の鼻の中で放出され、鼻呼吸によって気道から肺に送られる」

 と書いている。

 体が酸素を取り込む上で、一酸化窒素はとても大切な役割を果たしている。

 一酸化窒素には肺の中の気道や血管を拡張する働きがある。

 一酸化窒素の利点を生かすには鼻呼吸をすることが不可欠だ。

 そして鼻呼吸をするには腹式呼吸にする必要がある。

 ここで鼻は一酸化窒素の貯蔵庫だと考えてみよう。

 鼻から息をゆっくりすると一酸化窒素という有能な分子が肺と血液に送り込まれそこから全身に行き渡る。

 しかし、口呼吸だと鼻の奥にある一酸化窒素を素通りしてしまうため、一酸化窒素が健康に与える利点を生かすことができない。

 一酸化窒素はまた血圧の調節、恒常性の維持、神経伝達、免疫機能、呼吸機能でも重要な役割を果たしている。

 高血圧を予防するコレステロール値を下げる動脈の老化を防ぎ、柔軟性を保つ。動脈瘤を予防するなどの働きもある。

 これら、全て心臓発作と脳卒中の予防につながる。

 また一酸化窒素には抗ウイルスの働きがあり、あなたの体を守ってくれる。

 そのため病気のリスクが減り全体的な 健康状態が向上すると考えられる。」

参考文献

「トップアスリートが実践する人生が変わる最高の呼吸法 パトリック・マキューン著 桜田 直美 訳 かんき出版」

トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法

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道徳と仏教と看護の話

道徳教育は人間にとって非常に重要な事である。

しかし道徳教育のみではその道徳を実践する正当性を主張、説明するには理論的限界があるように思われる。

道徳教育の理論的限界について仏教学者、(故)平川彰博士(1915年~2002年)は自身の著作「インド・中国・日本 仏教通史 平川彰著 春秋社」において次のように説かれている。

「国家を治めるには刑罰だけでは治められないのであり、社会の平和を実現するには道徳が必要である。

しかし、道徳は道徳だけでその正当性を主張するのは困難であり、その根底には宗教による基礎づけを必要とする。

したがって聖徳太子が三宝(仏、法、僧)興隆の詔勅を発し、率先して仏教を導入されたのは、仏教によって国民の道徳的精神を高める目的があったとともに、物質文化を高めることも大きな理由であったであろう。」

ここで述べられている宗教による基礎づけとは仏教に説かれている輪廻転生の教説、善因善果・悪因悪果の因果業報説が含まれていると考えられる。

仏教経典の中で「諸々の覚者の教えについて」次のような教えが説かれいる。

「耐え忍び、苦行、隠忍は最高のものであり、ニルヴァーナは最高のものであると諸々の覚者は説いた。

他人を害(そこな)う人は出家者ではない。

他人を悩ます人は修行者ではない。

一切の悪をなさず、善を具現し、

自らの心を清らかならしめる。

これが諸々の覚者の教えである。

争わず、害せず、

それぞれの解脱について制していること、

食事に量を知り、座臥に人々から離れ、

高潔なることに心を専らにすること、

これが諸々の覚者の教えである。」と。

ところで、仏教学、インド哲学の世界的権威、(故)中村元博士(1912年~1999年)は自身の著書「原始仏教の社会思想  中村元選集第18巻 春秋社」において

仏陀釈尊の病人への看病、看護に対する考え、思想について紹介されている。

その書籍の中で(故)中村元博士はパーリ仏典の律蔵経典を引用し、その経典において仏陀釈尊は次のようにお説きになられたという。

「修行僧らよ。我(仏陀釈尊)に仕(つか)えようと思う者は病者を看病せよ。」と。

また、仏教経典の中の「増一阿含経 第四十巻」の中において仏陀釈尊は次のようにお説きになられたという。

「たとえ我(仏陀釈尊)および過去の諸仏に供養することあろうとも、我(仏陀釈尊)に施す福徳と、病(人)を看る、看病する(福徳)とは、異なること無し」と。

また、仏陀釈尊自身も病人の看病、看護に直接従事された事が説かれている。

また、「仏教医学事典 補ヨーガ 福永勝美著 雄山閣出版」という書籍においても看護について書かれている章がある。

その章において著者である福永勝美先生は仏典の律部経典の梵網経を引用し看病を八福田の第一にあげている。

参考文献

「原始仏教の社会思想  中村元選集第18巻 春秋社」

「仏教医学事典 補ヨーガ 福永勝美著 雄山閣出版」

「インド・中国・日本 仏教通史 平川彰著 春秋社」

中村元選集 決定版 第18巻 原始仏教の社会思想 原始仏教VIII

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入浴と睡眠の重要性

エジプトの諺(ことわざ)に「浄身は生命の母」という諺(ことわざ)があるように、沐浴によって身を洗い清めることは保険上、欠かすことはできないので、「チャラカ医療」という書物において、一日に二度の沐浴をすすめているほどである。

仏典において、特に律部経典において沐浴に関する記載が多く散見する。

「南海寄帰伝」という書物において食前に沐浴することは種々の利益があるとされている。

「インド医学」によると飲食してからの沐浴はいけないとされている。

沐浴、つまり、入浴、お風呂に入る第一の目的として先ず、汗、垢(あか)など体に付着した様々な汚れの除去、皮膚を中心とした体の清潔の保持、疲労回復、健康、美容などの効果があげられる。

また、衛生的な効果だけではなく気分を爽快にするといった心理的な効果も期待できる。

つまり入浴、風呂に入る効果には皮膚を清潔にし心身の緊張を和らげ疲労を取る効果がある。

また、入浴、風呂の湯の体への温熱作用により身体は温められ、血液循環が良好となり、新陳代謝が活発となり、筋肉などに蓄積された乳酸などの疲労物質が運び去られ疲労回復に効果がある。

これらの作用は湯の温度により異なり体温位の比較的ぬるい湯温であると循環器系統への負担も少なく、心拍動や呼吸はゆっくりとし、筋肉は弛緩し、エネルギー代謝は低く、リラックスした状態となる。

特に入浴後に睡眠、休息をとる場合には比較的ぬるめの湯につかる方がよい。

ただし、高齢の方、高血圧などの持病を抱えた方など、冬場、寒い脱衣場での脱衣中、急激な温度差が原因の血圧変動、それによる脳卒中、死亡事故には十分注意しなければならない。

次に、睡眠についての話であるが

「Sleep(最高の身体と脳を作る技術)ショーンスチーブンソン著 花塚恵訳 ダイヤモンド社」という書籍の中の

「老廃物を除去する脳のシステムは睡眠時に活性化する」という章の中で

「脳は実に様々な働きをするが、その結果、大量の老廃物が生まれる。

それらは全て排除しなければならない。

老廃物を取り除く事で、文字通り、新たな成長や発達の余地が生まれるからだ。

死んだ細胞の除去やリサイクル、有害物質の排除、老廃物の排出は脳を機能するうえで絶対に欠かせない。

眠っている間の老廃物を除去する活動は目覚めている間の10倍以上老廃物を除去する活動が活発になるという。

目覚めているときの脳は学習や成長に勤め、脳の持ち主が活躍できるよう協力している。

ずっと動きっぱなしなので、たくさんの老廃物がたまっていくが、そのほとんどは睡眠が持つ修復の力で除去される。

例えば、自宅のごみを捨てるシステムがとどこおれば、家はあっという間に悲惨なことになる。

それと同じでように充分な睡眠をとらず、その老廃物を除去する働きがなければ脳内が大変なことになる。

具体的に言うと、有害な老廃物を除去する事が無いことがアルツハイマー病を発症する根本的な原因の一つだと言われている。

書籍「睡眠こそ最高の解決策である マシュー・ウォーカー著 桜田直美訳 SB Creative」のなかで著者のマシュー・ウォーカー氏は次のように睡眠を絶賛しておられる。

 「世紀の大発見。寿命を延ばす画期的な方法がついに開発された。

 しかも長生きだけではない。

 外見も魅力的になる。

 癌や認知症とも無縁になれる。

 風邪やインフルエンザも撃退してくれる。

 心臓発作と脳卒中のリスクも下がる。

 糖尿病にもならない。

 幸福感まで高まり抑うつは不安が消える。

 どんな方法か興味はあるだろうか。

 そんなうまい話あるわけじゃないと思うかもしれない。

 しかし、この広告に書かれていることは本当だ。

 これが薬の広告であったら人は信じないだろう。

 信用した人はどんなに大金を包んでもいいと思うはずだ。

 実際に発売することになったらとんでもない高額になるだろう。

 これは魔法の広告ではない。

 画期的な方法とは夜にぐっすりと眠ることだ。

 これらすべての効能があることは現在までに発表してた17000以上の科学論文でも証明されている。

 しかも睡眠はお金がかからない。

 それなのに私たちは毎晩処方される睡眠という魔法の薬をきちんと飲んでいない。

 睡眠の驚くべき効果があまり知られていないのは専門家の責任でもある。

 一般に広めるとこなかったからだ。

 今のところはっきりしているのは睡眠こそが万能薬。」

参考文献

「仏教医学事典 福永 勝美 著 雄山閣」

「突然死の話 あなたの心臓に潜む危機  沖重 薫 著 中央公論新社刊」

「最高の入浴法~お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案  早坂 信哉 著  大和書房」

「Sleep(最高の身体と脳を作る技術)ショーンスチーブンソン著 花塚恵訳 ダイヤモンド社」

「睡眠こそ最高の解決策である マシュー・ウォーカー著 桜田直美訳 SB Creative」

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抗ガン剤とマンモグラフィーの危険性

抗ガン剤についての話であるが

抗がん剤はマスタードガスから臭いを取り除いただけの猛毒。マスタードガスは戦争中に使用された化学兵器で猛烈な発がん性がある。

最近は肺炎やリウマチにも使われるようになったので要注意。

ある抗がん剤は触っただけで皮膚が溶ける劇物。海外では使用禁止。

1gで4800万円もする為、日本ではよく使われる。抗ガン剤は健康保険適用で、病院、医者が大儲けできる。

271人の医者に自分が癌になったら抗がん剤を受けるかをアンケート調査をしたところ270人が抗ガン剤は受けないと答えた。

もちろん家族にも打たせない。抗ガン剤が猛毒で恐ろしい作用がある事を医者は充分熟知しているから。

しかし、医者は患者さんに恐ろしい害毒があるのを承知で患者に抗ガン剤を打つ。ガン患者一人当たり病院、医者が約一千万円の儲けになるという。

歌手の本田美奈子さん、芸能レポータの梨本勝さん、俳優の原田芳雄さん、タレントのキャシー中島さんなど多くの方が抗ガン剤という名を語るマスタードガスの猛毒で亡くなった。

さらにまた、抗ガン剤は猛烈な発がん物質や人体の造血機能を破壊する作用もある。

次にマンモグラフィーについての話であるが

「スイス医療委員会はマンモグラフィー廃止を勧告しています。理由は乳がん検診で癌の死亡を減らせると称するデータは古かったり信憑性に欠ける。

しこりに針を刺して組織を取り顕微鏡で見る検査でむやみに体を傷つける。

手術や抗がん剤などの不要な治療をされるなどの害が大きいから。

カナダではマンモグラフィーを受けた女性約44925人を25年追跡したら乳がんと診断された484人中106人は過剰診断で不要な治療をされていたと分かり世界の10の研究をまとめた分析した論文、コクランレビューの結論もマンモグラフィーは乳がん生存率に影響を与えないというものだった。

他に甲状腺がん、前立腺がん、肺がんも検査で見つかるものは過剰診断が多く、不要な治療をされやすい。と米国立癌研究所が発表している。

日本でも世界でも今までに何百万人もの女性がマンモグラフィーで乳がんと診断され必要のない乳房全滴や温存療法、抗がん剤、ホルモン剤、放射線などの治療を受けさせられてきた。

健康な体にメスを入れたり毒性が強く発がん性のある抗がん剤を打ったり放射線を当てたりしたら何もやらない人より確実に寿命が縮む。

「がんより怖いがん治療」の著者、近藤誠先生は

「どんなに優秀な医者でもその医者が金儲けに夢中になると不必要な手術や検査をしてしまうのか!と僕は信じられない思いを味わった。

読者も気をつけてほしい。いくら優秀と誉れ高い医者でも、決して言いなりになって治療してはいけない。」

「病院は医療産業である。利益を伸ばすにはお客を増やさなくてはいけない。しかし病気になる人の数は毎年だいたい同じである。

市場規模は決まっているのだ。そこで新たな市場として健康な人を病人にしたてあげようとする。

そのための手段が検査、がん検診や職場地域の健康診断であり人間ドックだ。

人間ドックで検査をすると八割方の人がどこかに「異常あり。」とされる。

続いて精密検査を受けさせられ薬を飲まされ手術をされる。

今や健康な人たちが医療産業にとって米であり石油などだ。彼らがいないと医療産業は回っていかない。

餌は早期発見、早期治療という題目。パクっと食いついた健康人が釣りあげられ病名をつけられ患者にされる。」

参考文献

「抗ガン剤で殺される―抗ガン剤の闇を撃つ 船瀬 俊介 著」

「ガンで死んだら一一〇番愛する人は“殺された”―衝撃!!ガン患者8割は「抗ガン剤」「放射線」「手術」で“殺されている” 船瀬 俊介 (著)」

「がんより怖いがん治療  近藤 誠 著」

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頭部外傷が引き起こすアルツハイマー、ボケ、記憶障害などの病とその危険性が高いスポーツについて

「アルツハイマーになる人、ならない人の習慣 ジーンカーパ著 Discover」の中で著者のジーンカーパ氏は次のように述べている。

「車の衝突事故にあったり、変なふうに転んだりして頭を強く打ってしまうと、脳に深刻な損傷がおよぶ心配があります。

これはもちろん、長い人生の中で経験する打撲でも、アルツハイマー病の発症をうながすことがあるのです。

全米フットボールリーグの30歳から49歳の選手たちがアルツハイマー、その他、記憶障害の出る病気になる確率は、同年齢の平均男性の19倍という調査結果をミシガン大学が発表した。

50歳以上の元フットボールプレーヤーの発症割合は全米平均の約5倍、発症するという。

ホッケー、サッカー、レスリング、ボクシング、スノーボードなどのスポーツはその危険性が十分にあります。

脳震盪を何度も起こすと、後年、神経変性、いわゆる、神経細胞群が徐々に死んでいき、さまざまな神経や精神の障害をきたす脳神経疾患。

アルツハイマー病もそのひとつであるが、それらの症状をきたすリスクを大幅に上がるという。

年齢にかかわらず頭を打つと、アルツハイマー病のリスクがあがります。

コロンビア大学の分析によると頭部外傷を負ったことのある高齢者は、そうでない高齢者にくらべて約4倍、アルツハイマー病になる確率が高いという。

頭を打つ可能性のあるスポーツ、野球や自転車競技などをする際には必ずヘルメットを被る。バイクに乗車する際にもヘルメットは必須である。

書籍「ぼけになりやすい人なりにくい人 大友英一著 栄光出版社」
の中で医師である著者は

アルツハイマー病を発症する疫学的調査で一番の危険因子として頭部外傷を挙げている。

そのなかで「拳闘家痴呆」という病名を紹介している。

拳闘家、いわゆるボクシングをする人、ボクサーは練習中、試合中において頭を打たれることが多く、人工的に頭部外傷を受け続けている事が多い。

ボクサーに脳波の異常頻度が高いことが知られている。

また、ボクサーには若いにもかかわらずボケの出現する事が多いといわれています。

もっとも若くしてボケやすい人はボクサーであると結論づけている。

かの有名な、今は亡き、ボクシング元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ選手も引退して数年後からパンチドランカーの症状が発症、いわゆる、脳に多くのパンチを打たれた事が原因の病気になり、また、パーキンソン病という脳の病気に死ぬまで苦しんだ。

ところで、インドやタイ・フィリピンなどは、特に子供の頭には神が宿ると言われている。

むやみに触ってはいけないと言われています。

「仏教医学事典 補ヨーガ 福永勝美著 雄山閣出版」の中で

ある特定の国々の言い伝えに「頭には神が宿る。」とされているので

決してこどもの頭を叩いたり、なでたりすることはしない。

という記載がある。

インド・タイ・フィリピン・ネパール・イギリスなどの国においては

子供の頭をなでる事は厳禁である。

参考文献

「アルツハイマーになる人、ならない人の習慣 ジーンカーパー 著 Discover」

「ぼけになりやすい人なりにくい人 大友 英一 著 栄光出版社」

「脳にいいこと、悪いこと 生田 哲 著 サイエンス・アイ新書」

「仏教医学事典 補ヨーガ 福永 勝美 著 雄山閣出版」

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健康的食生活について

果物と野菜を適度に摂取することは体の健康に非常に良いと思われる.

その事について 「食事で治す本 下 ジーン・カーパー著 丸元 淑生 訳 ハルキ文庫 」という書籍において

著者ジーン・カーパー氏は果物と野菜、心臓病と脳卒中の関係について次のよう述べられている。

「果物と野菜をたっぷり食べることが、あなたの心臓発作と脳卒中のリスクを大幅に減らす。

果物と野菜をよく食べる人の動脈が良いことは紛れも無い事実である。

ベジタリアンの循環器系の病気の率は最低なのである。

野菜と果物は心臓発作後の良い薬となる。

もし、あなたが心臓発作に見舞われて生き延びたとしたら、野菜と果物を食べることが、たんに高脂肪の肉や乳製品を摂取するよりも今後の循環器系の事故や死からあなたを守ってくれる。

それを最近、インドの研究者が400名の心臓発作患者を対象にした研究で明らかにしている。」と。

次に、漢方では「冷えは万病の元である」と説きます。

なぜ体の冷えが万病の元であるかというと、体が冷えるとその冷えた部分の血流が悪くなり血液が渋滞します。

そうするといろいろと生理的によくないことが起き最終的に病気になり、その甚だしいものが癌(ガン)とされます。

石原結實氏という著名な医師が書いた「体を温めると病気は必ず治る」という書籍によると

「癌細胞は摂氏35℃を最も好み、この適温下で活発に増殖し、逆に健康な人の平熱とされる摂氏36℃5分以上では癌細胞は不活発になる。」という。

1978年に国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)が人間の子宮癌の細胞を人体から取り出して摂氏32度から摂氏43度の間で温度変化を与えて正常細胞と比較するという実験を行ったところ摂氏39度6分以上にした場合癌細胞は約10日で全滅したものの正常細胞は痛手を受けなかったということです。

実際に外界と通じている上に内部が中空になっている(つまり温度が下がり易い)食道、胃、大腸、肺などの管腔臓器は癌になり易く、

逆に体内で最も温度が高い心臓と脾臓には癌の発生例がありません。つまり体の冷えは癌の原因のひとつと推測される。

ところで、山梨県に棡原村(ゆずりはらむら)というところがあります。

そこにいる人たちは非常に長生きである。

調べてみると腸内にビフィズス菌を非常に多く持っていた。

更に調べると野菜や根菜類を多く取っていて肉をほとんど食べない。

動物性のタンパク質は魚の干物を食べて取っているという。

また、ただ単に生きているというのではなく100歳になっても野良仕事をやって一人前に働いているという。

もし腸内のビフィズス菌が減り腸内が汚れてくると体の調子が悪くなり、頭の働きも悪くなり、顔色も悪くなる。

一番端的に分かるのはおならが臭くなる。

ビフィズス菌を十分に取っていると腸内がきれいになっているから、おならが全然臭くならない。

また、バナナのオリゴ糖がビフィズス菌の一番のいい食料になるという。

腸内をきれいに保つ事が癌を防ぐ一番の近道であり、その他の慢性病、例えば糖尿病にしてもその他の病気でも軽くする事が出来る。と思われる。

古くからヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれています。

これは、トマトが熟す夏になると病人が減って医者にかかる人が少なくなる。つまり、トマトはそれほど栄養価の高い野菜ということです。

トマトはカロチン、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、各種ミネラル、有機酸など健康によい栄養素をバランスよく含んだ夏野菜である。

カロチンは、のどや鼻、気管支などの粘膜を丈夫にする働きがあるので風邪を引きにくくなる。

また、トマトにたくさん含まれているリコピンという赤い色素には発ガンを抑制する効果がある。

最近の栄養学の研究ではオリーブオイル(オリーブ油)に認知症の予防効果、動脈硬化の予防効果、心臓病の予防効果などが報告されている。

そのオリーブオイルの成分の70%以上はオレイン酸でオレイン酸は安定性が強く、酸化しにくい性質をもっています。

このオレイン酸は血液中の善玉コレステロールには作用することなく悪玉コレステロールのみを減少する作用があります。

また、悪玉コレステロールを減少することは動脈硬化や脳血管性の認知症の危険性も低くなる効果が期待され、これに加えビタミンA、ビタミンD、ビタミンEやカルシウム、鉄分、β(ベータ)カロチン、ポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれているのでそれにより細胞の老化を防ぎ、体の内部から若さを保つ効果があると言われています。

古代から地中海沿岸地域などでオリーブオイルは不老長寿の薬と呼ばれていました。

「健全なる肉体には健全なる精神が宿る」ということわざがある。

健全な精神生活を過ごす為には充分な睡眠、健全な食生活、バランスの取れた栄養の摂取等が重要であると思われる。

暴力的、怒り易い、イライラし易い、キレ易いなどの精神状態に至る原因は様々であるがそのひとつの原因は乱れた食生活、アンバランスな栄養状態にその原因があると考えられる。

「食事で治す心の病 心・脳・栄養 新しい医学の潮流 大沢 博著 第三文明社」という書籍がある。

その書籍のなかでコーラが大好きで砂糖入り缶コーヒーを一日十本以上飲むような偏った食生活をしていた若者がいた。

以前から突発的な発作的暴力を起こしたりしていた。

それを心配したその若者の母親が著者(大沢 博)に電話で窮状を訴えたところバナナを食べさせなさいというアドバイスを与えられた。

母親はその若者にバナナを食べさせ、一時間後に母親から電話がありバナナを食べさせたら一応落ち着きを取り戻したという報告があったという。

また、その他の事例で低血糖症、インスリン過剰分泌症の若者がひどい頭痛を訴えた、しかし著者のアドバイスによりバナナの摂取をしたところ頭痛が収まった事が書かれている。

参考文献

「体を温めると病気は必ず治る 石原 結實 著 三笠書房」

「食事で治す本 下 ジーン・カーパー著 丸元 淑生 訳 ハルキ文庫 」

「食事で治す心の病 心・脳・栄養 新しい医学の潮流 大沢 博著 第三文明社」

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人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている。(ヒポクラテスの名言)


 「西洋医学の父」 ギリシャの医聖、ヒポクラテスは紀元前460年頃, ギリシアに生まれた医師ですが


  そのヒポクラテスは、人間には本来、病気を自分自身の力で治そうとする自然治癒力が存在する事を見抜いていた。

 その自然治癒力を「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている。」という言葉で表現した。

参考文献

「クスリは飲んではいけない!? 船瀬俊介著 徳間書店」

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徹夜、睡眠不足は脳に重大な障害を引き起こす

 脳内の掃除、脳内の老廃物の排出は9割以上、睡眠中に行われる。

 一晩徹夜するだけでもアミロイドβは脳内に溜まり、脳にダメージを与える。

 熟睡時のとき脳内の老廃物の排出がスムーズに進みますが、睡眠不足や睡眠の質が悪いと脳内の掃除が進まず脳内のアミロイドβが蓄積してしまいます。

 アミロイドβは認知症の原因物質となります。

参考文献

「最高の睡眠は血流で決まる 片平健一郎 大谷憲 かんき出版」

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「人間には歩くことが何よりの妙薬となる。」(ヒポクラテスの名言)

 今から、およそ2500年前頃に活躍した、医学の父と言われている、ヒポクラテスは

 「人間には歩くことが何よりの妙薬となる。」

 という言葉を残している。

 また、

 「足は第二の心臓」

 「老化は足から」

 ということわざがある。

 健康、若さを維持していくには歩くことが必要である。

 古代ギリシャ哲学の学派に逍遥学派(しょうようがくは)という学派が存在した。

 逍遥(しょうよう)、つまり、歩きながら物事を考える学派である。

 確かに歩くことによって体全体の血の巡り、脳内の血の巡りが良くなり、椅子に座って色々と考えるよりも歩く方が良い考えが浮かぶように思われる。

 古代インド医学においても散歩を推奨している。

 食後における100歩の散歩は延寿の力あり。などと説いている。

 さらに、仏教の開祖であるお釈迦さまも仏典「増一阿含経」において「快適な生活を生み出す3条件の一つとして。経行(きんひん)(きょうぎょう)を失わず。」と説かれている。

 経行(きんひん)(きょうぎょう)とは、歩くこと。逍遥(しょうよう)する事。

参考文献

「一流の頭脳 アンダース・ハンセン著 御舩  由美子 訳 サンマーク出版」

「仏教医学事典 福永 勝美 著 雄山閣」

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