今から、およそ2500年前頃に活躍した、医学の父と言われている、ヒポクラテスは
「人間には歩くことが何よりの妙薬となる。」
という言葉を残している。
また、
「足は第二の心臓」
「老化は足から」
ということわざがある。
健康、若さを維持していくには歩くことが必要である。
古代ギリシャ哲学の学派に逍遥学派(しょうようがくは)という学派が存在した。
逍遥(しょうよう)、つまり、歩きながら物事を考える学派である。
確かに歩くことによって体全体の血の巡り、脳内の血の巡りが良くなり、椅子に座って色々と考えるよりも歩く方が良い考えが浮かぶように思われる。
古代インド医学においても散歩を推奨している。
食後における100歩の散歩は延寿の力あり。などと説いている。
さらに、仏教の開祖であるお釈迦さまも仏典「増一阿含経」において「快適な生活を生み出す3条件の一つとして。経行(きんひん)(きょうぎょう)を失わず。」と説かれている。
経行(きんひん)(きょうぎょう)とは、歩くこと。逍遥(しょうよう)する事。
参考文献
「一流の頭脳 アンダース・ハンセン著 御舩 由美子 訳 サンマーク出版」
「仏教医学事典 福永 勝美 著 雄山閣」
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