健康的食生活について

果物と野菜を適度に摂取することは体の健康に非常に良いと思われる.

その事について 「食事で治す本 下 ジーン・カーパー著 丸元 淑生 訳 ハルキ文庫 」という書籍において

著者ジーン・カーパー氏は果物と野菜、心臓病と脳卒中の関係について次のよう述べられている。

「果物と野菜をたっぷり食べることが、あなたの心臓発作と脳卒中のリスクを大幅に減らす。

果物と野菜をよく食べる人の動脈が良いことは紛れも無い事実である。

ベジタリアンの循環器系の病気の率は最低なのである。

野菜と果物は心臓発作後の良い薬となる。

もし、あなたが心臓発作に見舞われて生き延びたとしたら、野菜と果物を食べることが、たんに高脂肪の肉や乳製品を摂取するよりも今後の循環器系の事故や死からあなたを守ってくれる。

それを最近、インドの研究者が400名の心臓発作患者を対象にした研究で明らかにしている。」と。

次に、漢方では「冷えは万病の元である」と説きます。

なぜ体の冷えが万病の元であるかというと、体が冷えるとその冷えた部分の血流が悪くなり血液が渋滞します。

そうするといろいろと生理的によくないことが起き最終的に病気になり、その甚だしいものが癌(ガン)とされます。

石原結實氏という著名な医師が書いた「体を温めると病気は必ず治る」という書籍によると

「癌細胞は摂氏35℃を最も好み、この適温下で活発に増殖し、逆に健康な人の平熱とされる摂氏36℃5分以上では癌細胞は不活発になる。」という。

1978年に国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)が人間の子宮癌の細胞を人体から取り出して摂氏32度から摂氏43度の間で温度変化を与えて正常細胞と比較するという実験を行ったところ摂氏39度6分以上にした場合癌細胞は約10日で全滅したものの正常細胞は痛手を受けなかったということです。

実際に外界と通じている上に内部が中空になっている(つまり温度が下がり易い)食道、胃、大腸、肺などの管腔臓器は癌になり易く、

逆に体内で最も温度が高い心臓と脾臓には癌の発生例がありません。つまり体の冷えは癌の原因のひとつと推測される。

ところで、山梨県に棡原村(ゆずりはらむら)というところがあります。

そこにいる人たちは非常に長生きである。

調べてみると腸内にビフィズス菌を非常に多く持っていた。

更に調べると野菜や根菜類を多く取っていて肉をほとんど食べない。

動物性のタンパク質は魚の干物を食べて取っているという。

また、ただ単に生きているというのではなく100歳になっても野良仕事をやって一人前に働いているという。

もし腸内のビフィズス菌が減り腸内が汚れてくると体の調子が悪くなり、頭の働きも悪くなり、顔色も悪くなる。

一番端的に分かるのはおならが臭くなる。

ビフィズス菌を十分に取っていると腸内がきれいになっているから、おならが全然臭くならない。

また、バナナのオリゴ糖がビフィズス菌の一番のいい食料になるという。

腸内をきれいに保つ事が癌を防ぐ一番の近道であり、その他の慢性病、例えば糖尿病にしてもその他の病気でも軽くする事が出来る。と思われる。

古くからヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれています。

これは、トマトが熟す夏になると病人が減って医者にかかる人が少なくなる。つまり、トマトはそれほど栄養価の高い野菜ということです。

トマトはカロチン、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、各種ミネラル、有機酸など健康によい栄養素をバランスよく含んだ夏野菜である。

カロチンは、のどや鼻、気管支などの粘膜を丈夫にする働きがあるので風邪を引きにくくなる。

また、トマトにたくさん含まれているリコピンという赤い色素には発ガンを抑制する効果がある。

最近の栄養学の研究ではオリーブオイル(オリーブ油)に認知症の予防効果、動脈硬化の予防効果、心臓病の予防効果などが報告されている。

そのオリーブオイルの成分の70%以上はオレイン酸でオレイン酸は安定性が強く、酸化しにくい性質をもっています。

このオレイン酸は血液中の善玉コレステロールには作用することなく悪玉コレステロールのみを減少する作用があります。

また、悪玉コレステロールを減少することは動脈硬化や脳血管性の認知症の危険性も低くなる効果が期待され、これに加えビタミンA、ビタミンD、ビタミンEやカルシウム、鉄分、β(ベータ)カロチン、ポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれているのでそれにより細胞の老化を防ぎ、体の内部から若さを保つ効果があると言われています。

古代から地中海沿岸地域などでオリーブオイルは不老長寿の薬と呼ばれていました。

「健全なる肉体には健全なる精神が宿る」ということわざがある。

健全な精神生活を過ごす為には充分な睡眠、健全な食生活、バランスの取れた栄養の摂取等が重要であると思われる。

暴力的、怒り易い、イライラし易い、キレ易いなどの精神状態に至る原因は様々であるがそのひとつの原因は乱れた食生活、アンバランスな栄養状態にその原因があると考えられる。

「食事で治す心の病 心・脳・栄養 新しい医学の潮流 大沢 博著 第三文明社」という書籍がある。

その書籍のなかでコーラが大好きで砂糖入り缶コーヒーを一日十本以上飲むような偏った食生活をしていた若者がいた。

以前から突発的な発作的暴力を起こしたりしていた。

それを心配したその若者の母親が著者(大沢 博)に電話で窮状を訴えたところバナナを食べさせなさいというアドバイスを与えられた。

母親はその若者にバナナを食べさせ、一時間後に母親から電話がありバナナを食べさせたら一応落ち着きを取り戻したという報告があったという。

また、その他の事例で低血糖症、インスリン過剰分泌症の若者がひどい頭痛を訴えた、しかし著者のアドバイスによりバナナの摂取をしたところ頭痛が収まった事が書かれている。

参考文献

「体を温めると病気は必ず治る 石原 結實 著 三笠書房」

「食事で治す本 下 ジーン・カーパー著 丸元 淑生 訳 ハルキ文庫 」

「食事で治す心の病 心・脳・栄養 新しい医学の潮流 大沢 博著 第三文明社」

「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法

中古価格
¥1から
(2019/9/29 12:22時点)

実践編「体を温める」と病気は必ず治る

中古価格
¥199から
(2019/9/29 12:22時点)

食事で治す本 (下) (ハルキ文庫―〈食べるクスリ〉シリーズ)

中古価格
¥1から
(2019/9/29 12:24時点)

食事で治す心の病 : 心・脳・栄養─新しい医学の潮流

食事で治す心の病〈Part2〉統合失調症にビタミンB3の効果!

中古価格
¥193から
(2019/9/29 12:27時点)

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です