よく歩くとよく眠れる。
私の経験上、そのように感じる。
蓄財の神様といわれている本田静六氏の著作に同じような事が書かれていたことを発見した。
本田静六氏は自身の著作において「よく歩くとよく眠れる。」という内容の章を設け、自身の体験を次のように書かれている。
「老衰予防の手近な秘訣
頭と体の健康の元は足にあった。
子供の時から私は終始一貫して徒歩主義を通している。
若い頃から歩くのが好きだった私は86歳になった今もできるだけ、てくてく歩くように努めている。
苦学生時代も、その後のドイツ留学時代も、忙しい教職についてからも盛んに歩き回ったものである。
中年期はもとより、老年期に入っても1日に2時間以上は必ず歩いた。
昼間少々、歩き足りないと思った日は、夕食後に必ず散歩に行った。
それも大抵8キロメートル以上はつとめて歩くようにした。
短時間睡眠で時間は十分稼ぎしているのでそれだけの余裕もあった。
この効果がてきめんに現れるのはバス代電車賃が節約できることだったが、それよりも大きな収穫は健康上の効果であった。
今日の人並外れた頑健な体も半ば足の鍛錬から来ていると見て良いだろう。
よく歩くとよく眠れる。
これも大きな収穫である。
よく歩くこととよく眠ることとは老衰予防、そして健康長寿の手近な秘訣に思う。」
確かに、今から約2000年以上前、古代ギリシャにおいて活躍した医聖、ヒポクラテスは
「歩くことは何よりの妙薬となる。」
という言葉を残されている・・・・・。
参考文献
「本多静六 蓄財の神様が教える面白いほど成功する法 本多静六著 日本名著研究会」